うねび内科Blog

徒然なるままに、院長木村がブログをつづっています。日々感じること、季節のこと、プライベートのことなどもいろいろお話しています。普段の診察ではなかなかゆっくりとお話することができない患者様とのコミュニケーションの場と考えています。もちろん、医療のこと、クリニックのこともお話しています。

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良いお年を…

もうあと数時間で、2021年も終わります。

昨日はクリニックモール全体の一斉停電を含めた設備点検がありました。

毎回これが終わると、一年の仕事納めの気分が湧いてきます。


一月から当院も15年目を迎えます。

開院当初から通院していただいた患者さんも、

あれから15年の月日が経ち、高齢になられた方もおられます。

はじめは、ご自分で車を運転してこられていた方も、

免許証を返納され、通院が難しい方も増えました。

代わりにクリニックから往診、訪問診療に行くことも増えました。


また、来年は僕も医師になって30年になります。

この30年の間の医学の進歩は凄まじいものがありました。

以前、ブログで「最後の診断」という本を紹介しました。

記事はこちらhttps://www.unebi-naika.com/blog/entry-015.html


僕が高校生のころに読んだ本です。

毎日の仕事が忙しく、勉強する時間がなく、

医学の進歩についていけなくなる老人医師が登場します。

いつも自分の戒めにしている本ですが、

今年はコロナ対策、コロナワクチン接種、コロナに関する行政文書への対応など、

新しく情報収集しなければならないことが多く、

本当に忙しい…忙し過ぎる一年でした。


こんな僕の支えは、診察時間の中での患者さんとの会話や、

「おかげで元気になった」と言ってもらう言葉でした。


医師という仕事が天職で、医師として働くことができる幸せを感じつつ、

これからもクリニックのスタッフ共々、

患者さんの健康の支えになり続けたいと願っています。


最後になりましたが、2022年も皆様にとって、

良い一年になりますように。。。

僕の目標

昨日はピアノのレッスンでした。

去年からピアノを習い始めてちょうど一年が経ちました。


以前のブログにも書きましたが、

(過去の記事はこちらhttps://www.unebi-naika.com/blog/entry-043.html

いつか、訪問診療に行っている老人ホームで、

演奏会をすることが僕の目標です。


…と思ってはいますが、

一年、習って少しずつではありますが上達はしているものの、

未だ演奏会の日時の発表はできません。。。

幸せホルモン

今月、ミニチュアダックスフンドがうちの家にやってきました。

ペットヒーターの上がお気に入りの場所のようです。

9月30日生まれですが、

人間の年齢ではもう小学生くらいだそうです。

子犬の目を見ていると、僕も癒されます。

仕事が終わって家に帰ると、少し遊んでいます。


2015年の麻布大学の研究で、

イヌと飼い主が目線を合わせると、

イヌと飼い主の双方に、

幸せホルモンと言われるオキシトシン濃度が上昇することがわかりました。


子犬を飼ってみるとその効果がわかるような気がします。

幸せな気分になれるのですが、なぜか足が痛いので下を見ると、

僕の足を噛んで遊んでいました。

オキシトシンと同時にアドレナリンも出るようです。

勉強中

昨日は隣の薬局の薬剤師さんと、

定期的な勉強会の日でした。

昨日のテーマは心不全についてでした。

昨年、今年と、従来にない新しい効き方の心不全の治療薬が出ました。

重症の心不全の一年生存率は40〜60%と低く、

今後の治療効果の改善が見込まれます。

高齢者の心不全の方に使う機会が増えていくと思われます。


新しい薬剤が出ると、

薬剤師さんと一緒に勉強し、情報をしっかりと共有します。

12月になり…

12月になり、日暮れも早く、

夕方の診察が始まる前にクリニックの窓から見える外の風景も、

暗くなってきました。


「師走」は師匠も馳せる忙しい年末のことで、

また、「年が果てる(としはつ)」や「四季が果てる(しきはつ)」

などとも聞いたことがあります。


今年も残すところあと少しですね。

今日は昼から看護師さんが処置室の片付けをしてくれました。

その間、僕は新しい患者さんの家に訪問診療に行きました。


今週は新しい訪問診療の方が数名増えて、

これから家族の皆様とも相談したり、

以前にブログで紹介したあすならホーム畝傍のケアマネージャーさんや、

訪問看護師さんと連携して、

在宅での医療・介護サービスを提供していきます。


師走の通り、忙しい月です。

また冒頭の”年果つ”のごとく、

人生の最期を迎える患者さん数名を在宅で看取りました。


コロナ禍で病院の面会が難しい中で、

人生の最期を迎えることを選択した患者さんと時間を過ごすことが増えました。


いろいろ振り返る年末です。