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高額療養費の負担限度額引き上げを含む、
2025年度の政府予算案が3月4日衆議院を通過してしまいました。
ニュースでも連日報道されています。
患者団体からの負担増法案凍結の訴えも石破総理には届かなかった。。。
石破総理の国会答弁では、
「高額療養費制度を維持するためには、負担増も仕方ない」
というような内容といいます。
制度を維持する前に、
癌患者さんの受診控えで命が削られるような悲惨なことになるかもしれないことが、
国会議員の方には分からないのか、他人事なのか、
国の財政が厳しくとも、
今、この制度の予算を減らす必要はないと思います。
高額療法費制度の予算を減らす前に、他に減らすところがないのでしょうか。
患者団体、支援団体の悲痛な叫びを聞く政治であって欲しいと切に思います。
孔子の論語に、「食、兵、信」の言葉があります。
国を守るためには、兵、食糧、為政者への信頼が必要と孔子は言います。
しかし、どうしてもこのうちの一つを減らさなければならないときにどれを減らすか、
その時は、兵を減らすと。
しかし次にまたどうしても一つを減らさなければならなくなったら?
その時は、食を減らすと。
食がなくなっても困りますが、人と人との信用がなくなったら、
もはや国は成り立たないと。
孔子のこの言葉、石破総理もご存知だと思います。