うねび内科Blog

徒然なるままに、院長木村がブログをつづっています。日々感じること、季節のこと、プライベートのことなどもいろいろお話しています。普段の診察ではなかなかゆっくりとお話することができない患者様とのコミュニケーションの場と考えています。もちろん、医療のこと、クリニックのこともお話しています。

ブログ一覧

新型コロナワクチンの個別接種について

新型コロナウィルスワクチンの個別接種について、


橿原市から

「新型コロナウィルスワクチンを各医院でも個別に接種できるようにする」と広報されています。

これを見て、個別接種の依頼の電話が増えています。


しかし、具体的な接種体制について詳細がまだ決まっていません。

個別接種体制が決まり、当院に連絡があり次第、

またホームページにてお知らせいたします。

日々の交流が…

先週も発熱の患者さんがたくさん来られました。

コロナウイルスの検査は異常なしでしたが、

その後も発熱が続くため、近隣の病院に診察依頼しました。


発熱があり、原因がはっきりしないための病院への受診なのですが、

コロナ禍の昨今、受け入れが難しい場合が増えてきました。


市内の別のクリニックの先生が専門なので、

患者さんに説明して受診していただきました。

市内の開業医の先生にも、専門の先生がたくさんいます。

互いに協力して患者さんへの対応をすることがよくあります。

地域の先生たちとの日々の交流でそれぞれの専門を知っていることが、

より良い医療にもつながります。

橿原市のワクチン接種

5月10日から、万葉ホールで高齢者の方へのワクチン接種が始まりました。

また、15日(土)16日(日)は、

市内の医療従事者へのワクチン接種がありました。


僕も土曜日に2回目のワクチン接種をしていただきました。

引き続きワクチン接種を積極的にお手伝いしていきます。

ワクチン接種へこられた方へ、

会場内でのワクチン接種の流れを案内する看板が設置されています。


①から順番に進みますが、

それぞれの場所に市役所の方々が休日返上で案内係をされています。

橿原市のワクチン接種は大変スムーズに行われています。

高齢者の方も迷わず接種できるようになっています。

安心して来場してください。

老人ホームでワクチン接種

以前、ブログに書いた、老人ホームの入居者の方に、

(以前のブログはこちら→住宅型有料老人ホーム「ともに」

新型コロナウィルスワクチンの接種に行ってきました。


施設には、僕より先に橿原市のスタッフと看護師さんが来て、

ワクチン接種の準備をしてくれていました。


老人ホームのスタッフの方が入居者を集めて、

スムーズに接種が進みました。

接種後も施設で待機して、

体調が悪くなる方がいないか心配しましたが、

皆さん変わりなく、無事終了しました。

癌とともに生きる時代

先日、国立ガン研究センターが、

癌の10年生存率が59.4%と発表しました。

毎年発表されています。

もちろん色々な癌の平均で、

前立腺癌の98.7%から小細胞肺癌の11.7%まで差があります。

しかし、僕が医師になりたての頃、働いていた奈良県立医療大学の呼吸器内科では、

手術不能はステージ3Bからステージ4の方の抗がん剤治療で

半年の生存率はありませんでした。


それからも生存率の改善はあまりありませんでした。

しかし、最近の10年で急速に進歩しました。


覚えておられる方もいるかもしれませんが、

イレッサという抗がん剤が出始めてから、

患者さんの遺伝子に合う治療、

いわゆるオーダーメイド治療が始まりました。


以降の肺癌、乳癌などの治療には、

驚くばかりの進歩をして、生存率も改善しました。


ひと昔前は、働き盛りの方が癌になったら、

仕事を辞めて癌治療に専念することもよく耳にしました。

しかし、治療の進歩で、大学病院の化学療法室で、

午前中に抗がん剤の治療を受け、昼から出勤するという、

仕事と癌治療の両立できる時代となりました。

それに合わせ、法整備も進み、

企業も社員の治療をバックアップしなければいけないようになり、

今は、癌になっても癌と生きる時代にもなりました。


うねび内科クリニックの患者さんにも、

癌が見つかり、手術や抗がん剤治療を受け、

今もクリニックに通われる方もたくさんおられます。


しかも、一人の方がひとつの癌を完治して、

また別の癌治療をされている方もおられます。

3個目の癌、4個目の癌の治療を前向きに受けておられる方もいます。


人生の先輩でもある患者さんから教えられることが、僕の胸に響きます。

研修医の頃、新米医師の僕に励ましの言葉をかけて、

後に肺ガンで亡くなっていった人生の先輩でもある患者さんの、

期待に応えられる医師でありたいと思っています。

高齢者向けワクチン接種

4月から医療従事者への新型コロナウィルスワクチン接種が始まりました。

ゴールデンウイークが終わり、

来週から同じく万葉ホールで65歳以上の方への、

集団接種が始まります。

まずは85歳以上の方からとなります。


クリニックに来られる患者さんからはご家族が代わりに電話をかけて、

つながりにくい電話がやっとつながって予約できたという話しを聞くことが増えました。

僕も万葉ホールで問診担当で仕事をします。

5月は16日(日)と、23日(日)が担当になっています。


会場では受付、誘導係、問診票の書き方の説明係など、

たくさんの方々が休日返上で手伝って集団接種が成り立っています。

僕も精一杯、橿原市の皆さんのお役に立てるようがんばりたいと思います。

うねび内科クリニックのスタッフ

ステイホームのゴールデンウイークですね。

うねび内科クリニックはカレンダー通り休診日とさせていただいていますが、

僕はゴールデンウイーク初日は朝、6時に訪問看護ステーションから電話があり、

自宅療養中の患者さんの具合が悪くなり、

急きょ、往診に行ってきました。

また、夕方には別の訪問看護ステーションから電話があり、

患者さんが転倒してケガをしたかもしれないとのことで、

再び往診に行ってきました。

クリニックでは1日(土)、2日(日)は事務仕事があり、

5人の事務職員が休日出勤してくれました。

このうちの一人のスタッフは、以前いろいろあって、

2年ほど前には退職する、しないで何度も僕を悩ませていました。

そのころ、このスタッフと親しい看護師と僕の3人で居酒屋で、

いろいろ話しをしたり飲んだりして、

なんとか退職しないでがんばってくれたのです。

今では、僕を助けてくれています。

僕が昼間に訪問診療に回った患者さんのカルテの処理を、

夕方診察前に早出をしてくれたり、

成長している彼女を頼りにしています。

連休中はゆっくりしてください。