うねび内科Blog

徒然なるままに、院長木村がブログをつづっています。日々感じること、季節のこと、プライベートのことなどもいろいろお話しています。普段の診察ではなかなかゆっくりとお話することができない患者様とのコミュニケーションの場と考えています。もちろん、医療のこと、クリニックのこともお話しています。

ブログ一覧

即今只今 その3

8月11日の「山の日」にも同じタイトルのブログを書きました。

こちら→ >>「即今只今」(そっこんただいま)

ただ今、只今だけに集中して、一つひとつの仕事をこなしていくこと


どんな仕事も同じと思いますが、

仕事はお客様(クリニックの場合は患者さん)に満足してもらうことが大切です。

僕の場合は、診察中に患者さんの話を聞く、

悩みを話される患者さんの気持ちを傾聴することが大切だと思っています。


一人ひとりは数分の診察時間かもしれませんが、

特に高齢の方には、また来月の診察で変わりなく会えるように、

自宅で転倒などしないように…などと思って声をかけて帰ってもらいます。


毎日の診察の繰り返しの日常ですが、

その足元は、一歩一歩進む僕の人生があります。


中学生の頃に医師になりたい思いを持ち、

奈良県立医科大学に入学したいと思いました。

以降、星ヶ丘厚生年金病院(現星ヶ丘医療センター)、

平成記念病院を経てうねび内科クリニックを開院して15年、

医師になって30年以上の毎日を、

一日一日の診察、

一歩一歩の歩みを積み重ねています。

明日もまた即今只今。


今日は休日で、

読書をしたり、愛犬を散歩させたりしてリフレッシュできました。

コロナになると?その2

新聞からですが、

塩野義製薬のコロナの内服薬が緊急承認され、

基礎疾患のない方にも処方ができるようになるようです。

インフルエンザになったときに、

タミフルという内服薬が使えるのと同じようになるのです。

この薬が普及すると、コロナもインフルエンザと同じように扱われ、

ニュースなどの報道にもあるように、

5種感染症になるかもしれません。


昨日のブログで書いたコロナの診断がされた後の治療の解熱剤や咳止め、

ラゲブリオなどのウィルス薬は、

現状は無料になっています。


今後、もし5類になるとインフルエンザのときのように、

薬代やコロナワクチン費用も患者さんの負担が発生してきます。

コロナのワクチン費用など国の財政負担の問題や、

オミクロンになってからはコロナの致死率もインフルエンザ並みに低下してきているため、

いろいろな角度から議論されていくと思われます。

コロナになると?

発熱があり、クリニックの発熱外来を受診したら、

抗原検査や、PCR検査を受けてもらいます。

そこでコロナと診断されるとその後は?


糖尿病や癌、高血圧、脂質異常症などの、

基礎疾患と言われる病気がない方には、

解熱剤や、咳止めなどのいわゆる感冒薬などを処方して、

発熱や咳が落ち着くまで自宅療養またはホテル療養をしてもらいます。


糖尿病など基礎疾患がある方には、

コロナのウイルス薬のモルヌピラビル(ラゲブリオ)という薬を処方しています。


この場合は、内服するために承諾書にサインが必要で、

発熱でしんどい時ですが、サインをしてもらわなければなりません。

しかし、翌日には発熱がなくなり、

とてもよく効く内服薬です。

感染対策情報のアップデート

今週は、医師会が開催した最新の感染対策の講演を聴いてきました。

奈良県立医科大学の感染症の笠原教授と、

大阪大学医学部の忽那教授の話でした。


笠原教授は、NHKの「プロフェッショナル」という番組で紹介されました。

日本で1例目のコロナ患者が、

奈良県立医科大学附属病院に入院した際に、

陣頭指揮を取られた様子が紹介されました。


忽那教授も同じく奈良県立医科大学に在籍され、

のちに大阪大学の教授に就任され、

現在はコロナ関連のニュース等で何度も解説されています。


有名な先生の話で2時間の講演があっという間に終わりました。


当院は、2年前から発熱外来を開設して、

コロナの診療を行っていますが、

2年前の笠原教授の講演での指導内容を基に、

院内の感染対策を行っています。

ドッグファースト

うちのワンちゃんと近所のドッグカフェに行ってきました。

昨年オープンしたばかりのカフェで、

机や椅子、扉の取っ手、食器まで、

至る所に吉野杉が使われていて、

温かみのあって落ち着く、素敵なところです。


まず驚いたのは、”ドッグファースト”なおもてなし、

初めに陶器の器でワンちゃん用のお水が出てきて、

続いてワンちゃん用のランチプレート、

プレートにはささみにスープ、プリンが乗っていて、

うちのワンちゃんも大興奮、

置かれるやいなや、飛びついていました。


人間のランチメニューもとてもヘルシーで美味しくて、

こちらも大満足でした。


スタッフさんも皆さんとても明るくて、

声かけも優しくて親切、

ワンちゃんが大好きなのが伝わってきて居心地が良かったです。

「犬目線のドッグカフェを創る」というコンセプトで始められたそうで、

訪れた人が居心地の良い空間を創るという目線の大切さを、

改めて感じることができました。


ワンちゃんにとっても僕にとっても息抜きになり、

良い時間を過ごすことができました。

いろいろありません3

今年はいろいろなジェネリック医薬品が不足しています。

6月1日のブログで→ >>『いろいろありません』

採血用の容器が不足していることを書きました。

8月10日には→ >>『いろいろありません2』

解熱剤のアセトアミノフェンがなく、

コロナになっても解熱剤が足りない時がありました。


また、最近は、咳止めが不足しています。

隣の薬局があちこちのメーカーから集めてくれて助かります。

ジェネリックメーカーの不祥事に揺れた2021年から1年が経った今も、

供給不足が続いています。


今のところ、数種類の咳止めをやりくりして、

なんとか処方できていますが、

コロナ第8波に備えて心配です。

2025年問題《その7》共に創る

先日の新聞に、「よこはま共創博覧会」の記事がありました。

行政と民間、市民が連携して、

『共創』(共に創る)して街づくりをしていく趣旨だそうです。


今、日本は高齢化社会から、超高齢化社会に向かっています。

日本の総人口の29.1%が65歳以上の高齢者になります。

2040年には、さらに36%になり、

3人に1人が高齢者になる時がきます。


一人暮らしの高齢者が増えてきます。

一人暮らしでも、最後まで住み慣れた家で暮らせる街にするには、

介護施設、老人ホームの充足のほかに、

ヘルパーの増員、行政の見守り、地域社会の見守りなどが、

今以上に充足していく必要があります。


また、介護に関わる産業の発展が欠かせません。

そのような博覧会が奈良県でもあればいいなと思います。

当院では、一人暮らしの患者さんに訪問診療を行い、

連携する”あすならホーム畝傍”さんなど、

理念を共有する医療介護施設と、

橿原市内の『共創社会』の実現の一翼を担いたいと考えています。

第8波?

最近、またコロナの検査数が増えています。

診察時間内に、診察室で診察、

そして外の駐車場に出て抗原検査をすることを繰り返しています。


11月下旬から12月初めに第8波がくる予想が出ています。

これからまた、うがい、手洗い、消毒の基本的なこと、

部屋の換気、加湿などいろいろと対策をした上で、

睡眠をしっかりとる等、感染防止をすることが大切だと思います。

栄養の話し(大豆ミートのこと)

当院には、糖尿病の患者さんがたくさん来られます。

体重がなかなか減らない方もおられ、

食生活の改善に、大豆ミートを勧めることもあります。

大手のコンビニ商品やファーストフード、

レトルト食品などにも取り入れられるようになってきましたし、

スーパーなどでも手に入ります。


カロリーが低く満腹感も得られるので、

糖尿の方にはおすすめです。

また、お豆腐など、大豆にはイソフラボンが含まれ、

認知症予防にもなるので一石二鳥です。


今週末はお天気が良かったので、

うちのワンちゃんと一緒に、

明日香にある「森のカフェ」に行ってきました。

そこのランチは大豆ミートのコロッケがメインで、

ヘルシーで美味しかったです。

即今只今(そっこんただいま)2

毎日、クリニックの発熱外来のコロナの検査に、

たくさんの患者さんが来られます。

8月の第7波のピーク以来、少し減っていたコロナの検査も

また増えてきています。

連日、駐車場もいっぱいでご不便をおかけしています。


土曜日の今日も、午前中の診察が終わってからスタッフが、

患者さんの案内、誘導について検討や打ち合わせをしています。

7月のブログ「第7波の波の高さ」で、

記事はこちら→https://www.unebi-naika.com/blog/entry-147.html

夏のコロナのピークの時に、

クリニックの受け入れの限界を超えて、

患者さんを受け入れて検査をしていたことを書きました。

スタッフも毎日ヘトヘトでした。

今はまだ、そこまでいきませんが、

これから冬が心配です。

オミクロン対応のコロナワクチンの接種も順調に進んでいるようです。

皆さん、年内にワクチンを済ませておくようにしましょう。

以前にもブログに書きました『即今只今(そっこんただいま)』

今、できることに集中するという意味ですが、

その気持ちで毎日診察しています。

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