うねび内科Blog

徒然なるままに、院長木村がブログをつづっています。日々感じること、季節のこと、プライベートのことなどもいろいろお話しています。普段の診察ではなかなかゆっくりとお話することができない患者様とのコミュニケーションの場と考えています。もちろん、医療のこと、クリニックのこともお話しています。

ブログ一覧

クリニックの現状・コロナの現状

昨年7月24日に、

「第7波の波の高さ」というブログを書きました。

こちら→ >>「第7波の波の高さ」


コロナでうねび内科クリニックは限界を超えた忙しさで、

スタッフの労働も院長として申し訳ないくらいのしんどさでした。


あれから1年が経ちました。

第7波の後、昨年秋の11月12日のブログ「いろいろありません3」で、

解熱剤の不足と咳止めの不足が始まりましたと書きました。

こちら→ >>「いろいろありません3」


冬の第8波が過ぎ、

今年の夏に第9波がきています。

今のところ、第7波ほどのことはないにしても第9波のうねりは、

クリニックの受付、診察室にも感じられます。


しかし、去年から咳止めの薬剤の供給が不足し、

今年になっても不足し、6月7月はあちこちの薬局に咳止めがありません。


日本は、今、本当に先進国と言えるのでしょうか?

本当は1回に2錠飲んでもらいたいのに、

1錠しか咳止めがない、

こんな国で大丈夫なのかと思いながら、

毎日やりくりしています。

在宅医療の神様

うねび内科クリニックでは、

寝たきりの患者さんや、癌末期の方の訪問診療もしています。

末期の患者さんを診ている時は、

夜の診察が終わって帰宅してすぐまた、クリニックに戻り往診に行ったり、

患者さんが自宅で最期を迎えるという時には、

夜中の1時、2時、早朝5時にでも往診のために車で駆けつけます。


いつお亡くなりになるか分からない癌患者さんに対応するため、

 1ヶ月近く夜の晩酌のビールも断ち、

毎晩いつでも呼ばれたらすぐに駆けつけられる心構えでいることもしばしばです。


そんな生活の中でも、僕も息抜きに旅に出ることがあります。

そういう時は、僕の中の『在宅(医療)の神様』が僕を守ってくれます。


僕が遠出をするときは、

在宅医療の患者さんの容態も安定していることがほとんどです。


先日の連休も、在宅医療の神様のおかげで、

伊勢志摩へ行ってきました。

その時のブログはこちら→「喜びも悲しみも幾年月」


愛犬も泊まることができる海沿いのホテルに宿泊しました。

ワンちゃんも初めての海に大喜びでした。

僕も久しぶりに休息を取ることができました。


帰路につく頃には、

老人ホームから患者さんの容体のことで連絡が入り始めたり、

クリニックにかかった電話が転送されてきたり、

休暇が終わるのを待っていてくれたように電話が鳴り出しました。

やっぱり守ってもらっています。


このように、いつ呼ばれるか分からないこともあり、

在宅医療をするクリニックはなかなか増えませんが、

僕ができることをひとつ一つ頑張っていきたいと思います。

喜びも悲しみも幾年月

伊勢志摩の安乗崎灯台に行ってきました。

30年くらい前にテレビで、「喜びも悲しみも幾年月」という映画をみました。

昭和初期の戦前から戦後の時代の話です。

安乗崎灯台はその舞台の一部になった灯台です。


日本の離島、半島の離れにある灯台が、

今のように機械式、自動でなかった時代は、

赴任した人で管理されていた時代の話で、

ほとんどが夫婦で離島や僻地に赴任して、

周辺に人里のないような場所で、沖ゆく船舶のために灯台の灯火を守る、


「喜びも悲しみもいく年月」は、

一組の新婚夫婦が僻地で灯台のあかりを守るところからの一生の話しで、

心に沁みる映画でした。


戦争中もB29の攻撃対象になる社会インフラで、

灯台守の殉職もたくさんあった様子も映画で描写されていました。

理不尽な苦労、差別にも負けずに懸命に生きた姿でした。


この映画をみた印象が強烈でクリニックを開業する時に、

クリニックの周辺に灯りを灯す医療機関でありたいと、

「一隅を照らす」というブログも以前に紹介しました。

https://www.unebi-naika.com/blog/entry-029.html

安乗崎の灯台を見ながら、

改めて初心忘れることなく頑張っていこうと思いました。

学びのあと

コロナ禍の忙しい3年間が過ぎ、

ようやく当院のスタッフと食事会を開くことができました。


多武峰観光ホテルで、

研修会の後、そのまま宴会へ。

皆んなで久しぶりにお酒も入り、

楽しく過ごしました。

大谷さんに見習って

先週末、多武峰観光ホテルで、

スタッフと一緒に、

これからのうねび内科クリニックの目標について考える研修会を開きました。


あのエンジェルスの大谷さんが、

高校生の時に目標達成のために実践していることで有名な、

マンダラチャートを使うことにしました。

マンダラチャートは、

大きな目標を達成するために、

多数の小さな行動目標を設定し、

成功の道すじを作るフレームワークです。


今回の研修会では、

皆んなで今の課題を書き出してみました。

コロナ後の新しいクリニックの目指すべき道を探り、

スタッフと一緒に考え、実践していければと思います。