うねび内科Blog

在宅医療の神様

うねび内科クリニックでは、

寝たきりの患者さんや、癌末期の方の訪問診療もしています。

末期の患者さんを診ている時は、

夜の診察が終わって帰宅してすぐまた、クリニックに戻り往診に行ったり、

患者さんが自宅で最期を迎えるという時には、

夜中の1時、2時、早朝5時にでも往診のために車で駆けつけます。


いつお亡くなりになるか分からない癌患者さんに対応するため、

 1ヶ月近く夜の晩酌のビールも断ち、

毎晩いつでも呼ばれたらすぐに駆けつけられる心構えでいることもしばしばです。


そんな生活の中でも、僕も息抜きに旅に出ることがあります。

そういう時は、僕の中の『在宅(医療)の神様』が僕を守ってくれます。


僕が遠出をするときは、

在宅医療の患者さんの容態も安定していることがほとんどです。


先日の連休も、在宅医療の神様のおかげで、

伊勢志摩へ行ってきました。

その時のブログはこちら→「喜びも悲しみも幾年月」


愛犬も泊まることができる海沿いのホテルに宿泊しました。

ワンちゃんも初めての海に大喜びでした。

僕も久しぶりに休息を取ることができました。


帰路につく頃には、

老人ホームから患者さんの容体のことで連絡が入り始めたり、

クリニックにかかった電話が転送されてきたり、

休暇が終わるのを待っていてくれたように電話が鳴り出しました。

やっぱり守ってもらっています。


このように、いつ呼ばれるか分からないこともあり、

在宅医療をするクリニックはなかなか増えませんが、

僕ができることをひとつ一つ頑張っていきたいと思います。