うねび内科Blog

徒然なるままに、院長木村がブログをつづっています。日々感じること、季節のこと、プライベートのことなどもいろいろお話しています。普段の診察ではなかなかゆっくりとお話することができない患者様とのコミュニケーションの場と考えています。もちろん、医療のこと、クリニックのこともお話しています。

ブログ一覧

灘の一つ火

ゴールデンウイークが始まり、

昨日から3連休の方も多いと思いますが、

うねび内科クリニックはカレンダー通りの診療です。

今日は日曜日、朝からいい天気で、

うちのワンちゃんと神戸市東灘区の保久良山まで行ってきました。

保久良山頂にある保久良神社には灯籠があり、

「灘の一つ火」と言われています。

古事記に記載されていて、

橿原神宮の御祭神の神武天皇が日向の国、今の宮崎県から船で、

大和の国に入る際に、瀬戸内海で航路に迷った際に、

珍彦(うずひこ)という神が手助けしました。


この功績で神武天皇からのちに珍彦は椎根津彦という名前を与えられ、

保久良神社に神として祀られるようになりました。

保久良神社の石灯籠は、

それから瀬戸内海の航行を見守る灯台となったそうです。


うねび内科クリニックも地域の灯台になりたいという想いがあります。

クリニックの周辺に灯りをともす医療機関でありたいという想いは、

「一隅を照らす」というブログで以前に紹介しました。

記事はこちら→ >>「一隅を照らす」

この記事が当院のブログ内の閲覧回数上位になっていることを、

嬉しく思っています。


また、昨年7月23日のブログで、

安乗崎の灯台を見ながら「喜びも悲しみもいく年月」という記事でも、

「一隅を照らす」というブログを紹介させていただきました。

記事はこちら→ >>「喜びも悲しみも幾年月」

改めて、初心忘れることなく頑張っていこうと思いました。


今日はうちのワンちゃんも山登りに参加し、

3.8kgの小さな体で、急な坂道を頑張って登っていました。

うちの番犬としての初心を忘れずにいると思います。

春の宵

冬の寒い時期は、クリニックはインフルエンザの流行などで忙しく、

続いて3月は、花粉症などの流行で夕方の診療も、

終わるのが遅くなりがちです。

今年は4月になり、コロナも落ち着いていることもあり、

昨日は19時過ぎには診療が終わり、

20時前にクリニックを出ることができました。

夜はピアノの練習時間も作ることができて、

好きな赤ワインをたしなみつつ、

先日紹介した「炎立つ」も読むことができ、

英気を養う時間になりました。

まさに、「春宵一刻値千金」


ピアノは月に2回習っています。

今は、SENSの「人と時と風の中で」と、

ノルウェーのアーティストの「song from secret garden」を

練習しています。

春の!?夜長に

「炎(ほむら)立つ」

岩手県平泉にある、中尊寺金色堂が、

1124年に創建されて900年だそうで、

本屋さんで歴史雑誌を買って読んだことから、

昔、読んだ「炎立つ」を読み返しています。


本の帯に「祝”平泉”世界文化遺産登録」等あったので、

2011年に読んだみたいです。


13年前も全5巻、一気に読んだのですが、

今また夜寝る前に読み始めると、

気がつくと夜長で、もう寝ないとと思って本を閉じます。


平安時代に、阿部氏が今の平泉地方を治めていましたが、

源氏の手柄のために源義家に攻められて滅亡します。

その後、阿部の子孫が再起して阿部改めて奥州藤原三代の栄華を開き、

中尊寺金色堂には三代のミイラが残っています。


奥州藤原三代の初代藤原清衡は、

奥州に誰もが平等に暮らせる街、仏教思想を街づくりに取り入れて、

中尊寺金色堂、毛越寺、観自在王院、無量光院などが

世界文化遺産登録されています。


この平泉は、国づくりのコンセプトが仏国土で

平和を目的とした国でしたが、

またも源氏の源頼朝が鎌倉から攻めて滅亡しました。


今の時代に例えれば、

平和に暮らすウクライナに理不尽に攻めるロシアのような話です。

そんな中、ウクライナにも平和のために戦う人がたくさんいると思います。


「炎立つ」の小説の主人公は、

藤原経清、その子奥州藤原初代清衡ですが、

かつてNHK大河ドラマで渡辺謙さんが演じていました。

平和のために戦って死んだ主人公に心惹かれて、

読み直しています。