うねび内科Blog

喜びも悲しみも幾年月

伊勢志摩の安乗崎灯台に行ってきました。

30年くらい前にテレビで、「喜びも悲しみも幾年月」という映画をみました。

昭和初期の戦前から戦後の時代の話です。

安乗崎灯台はその舞台の一部になった灯台です。


日本の離島、半島の離れにある灯台が、

今のように機械式、自動でなかった時代は、

赴任した人で管理されていた時代の話で、

ほとんどが夫婦で離島や僻地に赴任して、

周辺に人里のないような場所で、沖ゆく船舶のために灯台の灯火を守る、


「喜びも悲しみもいく年月」は、

一組の新婚夫婦が僻地で灯台のあかりを守るところからの一生の話しで、

心に沁みる映画でした。


戦争中もB29の攻撃対象になる社会インフラで、

灯台守の殉職もたくさんあった様子も映画で描写されていました。

理不尽な苦労、差別にも負けずに懸命に生きた姿でした。


この映画をみた印象が強烈でクリニックを開業する時に、

クリニックの周辺に灯りを灯す医療機関でありたいと、

「一隅を照らす」というブログも以前に紹介しました。

https://www.unebi-naika.com/blog/entry-029.html

安乗崎の灯台を見ながら、

改めて初心忘れることなく頑張っていこうと思いました。