うねび内科Blog
新型コロナウィルスの検査方法について
2022/01/13オミクロン株による全国の感染者数が急増しています。
新型コロナウィルス感染症の診断方法についての情報です。
当院ではコロナの検査を、
「抗原検査」、「PCR検査」、「NEAR法」の、
3通りを使い分けて行っています。
昨年からNEAR法を使うことが増えました。
(令和2年10月20日から厚労省から保険適応承認されています)
「抗原検査」は、インフルエンザの検査のように、
鼻腔に綿棒を入れて行うもので、
15分で結果がわかります。
「PCR検査」は、遺伝子検査で検体を検査会社へ委託する必要があり、
結果に1〜3日かかります。
同じ遺伝子検査の等温核酸増幅法(NEAR法=Nicking Enzyme Amplification Reaction)
という検査があります。
「NEAR法」は、PCR検査と同程度とされ、
しかも15分で院内で結果がわかります。
迅速性と正確性を兼ね備えています。
どの検査を行うかは、
症状や感染状況、患者さんの年齢などに応じて医師が判断して選択しています。
例えばPCR検査は結果に時間がかかりますが唾液でも検査できます。
NEAR法は、左右両方の鼻に綿棒を入れるので、
小さな子供さんは嫌がるかもしれません。
また、海外渡航の際の陰性証明には、
渡航先の国によってはPCR法が求められます等々です。